2012年5月17日木曜日

メゾン・ド・ボウのケーキ達「キャロットケーキ」

引き続き、メゾン・ド・ボウのケーキのご紹介。
本日は、キャロットケーキです。



戦時中の物不足の英国で、砂糖のかわり人参を入れて甘味の代替にした、というのがこのケーキの始りだそうです。
由来も見た目も無骨です。

ボウでは今、戦後のケーキよりもちょっぴり豪華に、人参の他にレーズン、胡桃、ココナッツを加えて、クリームチーズのアイシングをトッピングしたレシピでご提供しています。

人参の甘み、胡桃の香ばしさ、ココナッツのさくさくとした食感、クリームチーズの酸味という重層構造。

今時キャロットケーキといえば日本でも珍しくはありませんが、何しろ、人参です。
華やかとは言いがたいケーキなので、お客さまに受け入れて頂けるのか、ちょっと心配でしたが、意外に好評です。

臆せずに挑戦して下さるお客様の食文化の高さに敬服します。