2012年8月18日土曜日

ダージリンセカンドフラッシュ

ダージリンのセカンドフラッシュ、すみません、とっくに入荷しております。
ご紹介がすっかり遅れてしまいました。

ダージリンは80を超える農園が、様々な銘柄の紅茶を作っています。
ですから、一口にダージリンと言っても、多種多様で、本当に奥深い世界があるのです。

この多用なダージリンの紅茶に接するたびに、紅茶屋さんをやっていることの喜びを感じます。

当店はリーフルダージリンハウスからダージリンを仕入れさせて貰っています。
今でこそ、ネット通販などで農園ごとにダージリンの茶葉が売られることを散見しますが、やはりその草分け的な存在はリーフルさんでしょう。

ダージリンの農園の茶葉をこれだけ幅広く取り揃えているインポーターさんは、
日本、いえ世界広しといえども、なかなか無いのではないかと思っています。

セカンドフラッシュの季節は長いので、この多種多様なダージリンの傑作や良品をなるべく沢山ご紹介したい、大げさな言い方かもしれませんが、それが当店が存在することの意義と考えております。

ちなみに8月は以下の銘柄をメニューリストに載せております。

マーガレッツホープ農園 マスカテル
マーガレッツホープ農園 ティッピークローナル
マーガレッツホープ農園 ホワイトシャイニーディライト
エデンベール農園    クイーンズディライト

今年のセカンドフラッシュは、全般的に水色も濃く、甘みが強く出ています。
とりわけマーがレッツホープ農園は過去5年で最高の出来とのこと。
うっとりするような濃厚なマスカテルフレイバーと柑橘の香りが感じられ、
どれも素晴らしい紅茶です。

中でもホワイトシャイニーディライトは格別。
甘みや柑橘系の香りに偏らず、ファーストフラッシュのときに感じられた爽やかさが残ります。
甘い香りは濃厚なものではなく、優しく桃蜜のようなものです。
ティーカップから、各要素が主張しすぎることなくバランスよく、揺らぐように湧き出てくる様は、まさに「マスターピース」といって過言でないでしょう。


クイーンズディライトは、これがセカンドフラッシュ?と思ってしまうような、薄い水色です。
柔念(茶葉を揉む作業)というプロセスを通さないため、茶葉が切れず大きくてふわふわです。
お一人様分の茶葉が他の茶葉の体積の3倍位になってしまうのでちょっと計量が大変。
出がらしの茶葉を見ると、美味しそうで思わず炒めて食べたくなってしまいそうです。

9月以降は、少し銘柄を入れ替えていきます。
サングマ農園やタルボ農園、キャッスルトン農園のセカンドフラッシュがお目見えです。